今夜、怪盗バタフライ仮面が予告した場所は、超高層ツインタワー。

 

バタフライ仮面は、事前に隣接する2つのタワーの最上部に

長~い鉄の棒を架けていました。

 

そして、約束の午後7時。

 

巡査

ん?

予告した時刻になりましたが、バタフライ仮面が現れません。

巡査部長

こんな事は初めてだ。

あのバタフライ仮面が遅刻をするとは!

警部

ハッハッハッ。

所詮、怪盗なんて、こんなものよ。

バタフライ(有)

どこを見て言っているの?

私はここよ。

巡査

そ、その声はっ!

巡査部長

どこだ、どこだっ!

警部

あそこだっ!

遥か上を見上げると、ツインタワーの真ん中に

マントで体全体を覆った怪盗バタフライ仮面が・・・。

 

怪盗069

イラスト by りるくてぃ



バタフライ(有)

この怪盗バタフライ仮面が

予告した時刻に現れないなんて有り得ないでしょ。

巡査

あんな足場の悪い所に・・・。

巡査部長

怖くないのか?

信じられん。

警部

それにしてもバカな奴よ。

あんな逃げ場の無い所に現れるとは。

バタフライ(有)

じゃあ、ここまで来てみなさい。

巡査

け、警部。

まさか、あそこまで行けと・・・。

巡査部長

二手に分かれて屋上まで登り、

両端から挟み撃ちにする作戦か?

警部

そうだ!

それが分かったら行けいっ!

巡査

し、しかし、私は高所恐怖症なので無理です。

巡査部長

わっ、私もまだ死にたくありません。

今回ばかりは辞退します。

警部

バカモーン!

バタフライ仮面の前で本音を言う奴がいるか。

バタフライ(有)

アハハハハ、間抜けな警察官さん達。

そんな方法で私を捕まえられるとでも思っているの?

バタフライ仮面は、マントの下から右手を出し、人差し指で鼻の下をこすります。

 

怪盗070

イラスト by りるくてぃ



そして、再び右手をマントの中に入れると・・・。

 

バタフライ(有)

では、そろそろ、お宝を頂こうかしら。

マントを使って空を飛ぶ怪盗バタフライ仮面」に続きます。