※このお話は、「拘束された怪盗バタフライ仮面」の続編です。

 

手下1

ヒゲ男爵様、改造手術の準備が整いました。

ヒゲ男爵

よし、それではバタフライ仮面をここへ連れて来るのだ。

手下2

ハッ、かしこまりました。

バタフライ仮面が捕らえられている牢屋に5人の手下達がやって来ます。

 

手下1

バタフライ仮面よ、最強の秘密兵器となる時が来たのだ。

バタフライ7

何を言っているの。あなた達の思い通りにはさせないわ。

手下2

ハハハハハ。何を強気な。この状況からどうやって逃げるというのだ。

手下達は、バタフライ仮面を拘束している手枷と足枷を外し始めました。

 

バタフライ7

しかし、このままでは私の力を悪の為に利用されてしまうわ。

どうすればいいの?

手下1

観念しろ。怪盗バタフライ仮面。

バタフライ7

そうだわ!あの技があったわ。

この状況から抜け出すには、あの技しかないわ。

そして、手下達が手枷と足枷を外した瞬間、

一瞬の隙をついてバタフライ仮面は必殺技を使います。

 

バタフライ7

食らえっ!メロメロビーーーム。

 

怪盗027

イラスト by ささきりんく



 

バタフライ仮面が発射(?)した投げキッスが、次々に命中(?)し、

手下達の目はハートになってしまいます。

 

バタフライ8

やったーっ!成功だわ。こんなにたくさんの手下達を

一度に仕留められるなんて私の催眠術もなかなかのものね。

手下達は、もう完全にバタフライ仮面にメロメロです。

 

バタフライ8

さあ、外へ出してもらおうかしら。

手下2

はい、かしこまりました。怪盗バタフライ仮面様。

こちらでございます。

秘密の通路を通り、屋上へと案内されるバタフライ仮面。

 

バタフライ8

助かったわ。

バタフライ仮面は、シルクハットに仕込んでおいた風船を取り出し、

天にかざすと少しずつ風船が膨らみ始めました。

 

手下1

バタフライ仮面様は、スタイルが良くて本当にお綺麗でございます。

バタフライ8

テヘ。あなた達とはいえ、褒められるのは嬉しいものね。

手下2

でも、マスクでお顔が拝見出来ないのが残念でございます。

バタフライ8

う~ん。どうしようかな?

じゃ、私を逃がしてくれるお礼に今回だけ特別に見せてあげるわ。

バタフライ仮面は、マスクを外して素顔を見せます。

 

怪盗026

イラスト by ささきりんく



 

手下1

おおーっ!なんと可愛くてお美しい!

バタフライ(無)

ウフフ、ありがとう。でも、催眠術から覚めたら、

私の素顔を見た記憶は消えてしまうわよ。

手下2

それは残念です。

では、この貴重な瞬間を後世に残す為に、お写真を・・・。

バタフライ(無)

贅沢言わないの。じゃあね~。ヒゲ男爵によろしくね。

その頃、ヒゲ男爵は・・・。

 

ヒゲ男爵

えらく遅いな。何をしておるのだ。

ヒゲ男爵は様子を見に行きます。

 

ヒゲ男爵

こ、これはどういう事だ?

秘密の通路の入口が開いているではないか!

おのれ、裏切り者め。

ヒゲ男爵は、すぐに屋上へと向かいますが、

着いた時にはバタフライ仮面は遥か彼方を飛んでいました。

 

ヒゲ男爵

お前達、なぜバタフライ仮面を逃がした?

ヒゲ男爵の声を聞いて、我に返る5人の手下達。

 

手下1

はっ!ここは?我々は今まで何をしていたのだ?

手下2

手枷と足枷を外すところまでは覚えているのですが・・・。

ヒゲ男爵

ううーっ。バタフライ仮面め。

身体能力が高いだけでなく、こんな技までも使えるとは。

またしても怪盗ヒゲ男爵が企てたバタフライ仮面改造計画は失敗に終わるのでした。