とある高校生が、怪盗バタフライ仮面という美人怪盗がいる事を耳にしました。
そこで、お金持ちの同級生に頼み、その生徒の家のお宝の噂を流して
バタフライ仮面をおびき寄せる事にしたのです。
予告の日、バタフライ仮面が姿を現すと、現場には男子高校生の集団が!

何、これ?
どうして警察じゃなくて男子高校生がこんなにもいるの?
異様な光景にバタフライ仮面は面食らいます。

うっひょー!
すげぇ美人!

サイン下さい!

大きな胸~。

いい太ももだ。
挟まれたい……。
男子高校生達の熱烈な歓迎にドン引きしながらも、
ただ自分を見たいだけに、おびき出された事を悟ります。

私とした事が、高校生なんかに騙されるなんて……。
そして、隠れていた1人の男子高校生が向かって来ました。

俺達の狙いは、お前を手に入れる事だったのさ。
ショックを受けて動きが鈍っていたバタフライ仮面は男子高校生にハグをされてしまいます。

いや~ん、私に触るなんて100年早いわ。

バタフライ仮面、いい匂い~っ。
そして、男子高校生は、バタフライ仮面にキスをしようとします。

ちょっと止めなさいよ!
それに、お口くさ~い!
イラスト by TSUBASA様

えっ?
動揺した隙にバタフライ仮面は、ロングブーツのかかとで
男子高校生の足をグシャリと踏みます。

イッテーーーッ!
ハグが緩み、サッと逃げ出すバタフライ仮面。
しかし、自分の人気の高さを実感したのか、そんな男子高校生達にもウインクをし、
風船につかまって立ち去ります。
バタフライ仮面には、みすみす逃げられてしまいましたが、男子高校生達は満足そうでした。

出来れば、足を踏まれるより股間を蹴ってくれた方が良かったなぁ~。
男子高校生達の何かを目覚めさせてしまったバタフライ仮面なのでした。