私が、怪盗ヒゲ男爵のお宝を横取りする理由。

 

それは、彼の世界征服の野望を阻止する為。

 

この世界には核兵器に匹敵する悪魔のようなモノが存在するの。

 

それは「ジェノサイド」という亡霊。

 

その昔、古代の王達が、自分達の権力を絶対のものとする為に、

現代でいう核爆弾のような物を作ろうとしていたの。

 

霊能力者や呪術師などによって研究に研究が重ねられ、

何百年という年月を経て、ジェノサイドという亡霊が生まれた。

 

しかし、ジェノサイドは王の魂を吹き込まなければ、思うように操る事が出来なかったの。

 

王の魂を吹き込むという事は、自分の命が無くなるという事。

 

結局、どの王も魂を吹き込む事は無く、未完成のまま、

ジェノサイドは地底深くに眠る事になったの。

霊のオーラを放つお宝は渡さないわ

 

そして、何千年の時を経て、ヒゲ男爵が、お宝探しの為にある地点を調査していたところ、

偶然にもジェノサイドを発見したの。

 

ジェノサイドを利用して世界征服が出来ると思ったヒゲ男爵は、

その土地を買い取り、研究を始め、「霊のオーラ」があれば、

ジェノサイドをコントロール出来る事を突き止めたの。

 

霊のオーラ。

 

それは、古代の王達の魂。

 

古代の王達は、自分達が死んだ後も、魂だけはこの世に残したいと考えた。

 

そこで、この世で半永久的に形を残す事が出来る物という事で、

自分達が愛用していたお宝に魂を吹き込む事にしたの。

 

以前、私が頂いた「ナイルの女王のエメラルド」は、

女王ナイルがペンダントとしていつも身に着けていた物。

 

死期を悟ったナイルは、死ぬ前に魂を霊能力者の力によってエメラルドに移し替えられた為、

今でもエメラルドの中で霊となって生き続け、オーラを放っているの。

 

これらの霊のオーラを大量に集める事が出来れば、

ジェノサイドを復活させ、コントロールする事が出来る。

 

でも、そんな事はさせない。

 

ヒゲ男爵は、犯行前に予告状は出さないから、

私は独自の情報網を使って、一早くヒゲ男爵が次に盗もうとしているお宝を把握して、

霊のオーラを放っているのであれば、先回りして盗んでいるというワケ。

 

えっ?どんな情報網かって?それは秘密よ。

 

しかし、霊のオーラの放出量は、お宝によってバラツキが大きく、

霊探知器で測定してみない事には分からない。

 

白銀の魔剣」も古代の王の1人が持っていた物だったから、

測ってみたんだけど、それほど多くなかったわ。

 

この程度のオーラなら、ジェノサイドの復活には、

ほとんど影響しないと思ったから、ヒゲ男爵に返してあげたの。

その後も続くバタフライ仮面の横取り作戦

 

ヒゲ男爵

しかし、バタフライ仮面は、なぜ俺の邪魔ばかりするんだ。

盗みのテクニックは、俺よりも上だろう。

他に宝なんていくらでもあるだろうに・・・。

手下2(改)

確かに。ここ最近のバタフライ仮面の横取りによって、

収益は半分になってしまいました。

ヒゲ男爵

俺達怪盗団をつぶすつもりか?

手下2(改)

しかし、全く邪魔されない時もあれば、

白銀の魔剣を代わりに盗んでくれた事もあり、その差が激しいです。

ヒゲ男爵

バタフライ仮面は、一体何を企んでいるのだ?

まさか俺のジェノサイド復活計画を知っているというのか?

手下2(改)

いや~、いくらバタフライ仮面でも、このアジトの下に

ジェノサイドが眠っている事など知らないでしょう。

ヒゲ男爵

そうだといいのだが・・・。